愛犬の食欲がない時や、ライフステージによってドッグフードをふやかすことってありますよね?
けれど、ふやかす時にただふやかせばよいというものではありません。実は、ふやかし方次第で栄養の損なわれ方に違いが変わってくるんです。
今回は、ふやかし方がわからない方のために正しいふやかし方をご紹介いたします。
ドッグフードをふやかすメリットとデメリット
そもそもなぜふやかすのでしょうか?ふやすメリットとデメリットを紹介いたします。
メリット
・消化吸収が良くなる
消化器官が未発達な子犬や、老犬、お腹の調子が悪い犬にも食べやすく、消化の負担を減らしてくれます。
・口内に異常がある犬でも食べられる
歯周病や、虫歯などお口に問題があり、硬いものが食べられない犬でも食べやすくなります。
・食事と同時に水分を摂取できる
寒い時期などで、水分の摂取量が減った時、ふやかしてフードを与えることで、水分を与えることができます。
・食欲の刺激になる
ふやかすことで、匂いが強くなるため、犬の食欲を刺激してくれます。食欲がない犬や、ドッグフードに飽きてしまった犬におすすめです。
デメリット
・歯石がつきやすくなる
フードをふやかすと、歯につきやすくなります。そのため、食べかすがそのまま歯石へとなってしまいます。食後はきちんと歯磨きをするように心がけましょう。
・噛む力が弱くなる
もしも、ふやかしたものを与えすぎていると、顎の力が弱くなってしまいます。健康的な犬には日常的に与えないようにしましょう。
ドッグフードの正しいふやかし方
ふやかし方は3パターン。それぞれポイントがあるので順番に見ていきましょう。
・ぬるま湯でふやかす
手順1:一度沸騰させたお湯を30~40℃まで冷ましたぬるま湯を用意する。
手順2:器に入れたドッグフードに適量のぬるま湯を入れてラップをする。
手順3:15~30分ひたしておく。
手順4:冷ましてから早めに食べさせる。
注意点としては、熱湯をかけないことです。熱湯をかけてしまうと、ドッグフードに含まれているビタミンや栄養を破壊してしまいます。また、ふやかすことで痛みやすくなることにも注意する必要があります。ぬるま湯でふやかして、早めに食べさせることを心がけましょう。
・電子レンジでふやかす
手順1:器にドッグフードと適量の水を入れてラップする。
手順2:600Wで20秒温めてひたしておく。
手順3:冷まして早めに食べさせる。
電子レンジで加熱した場合、電磁波などを気にされる方がいるかと思いますが、健康には全く影響はありません。お湯でふやかす際と同じで、傷みやすいので早めに食べさせることを心がけましょう。
・砕いてからぬるま湯でふやかす
手順1:ミキサーやフードプロセッサーで細かくする。
手順2:砕いたドッグフードに適量のぬるま湯を入れてラップする。
手順3:15分ひたしておく。
手順4:冷ましてから早めに食べさせる。
より食べさせやすいように砕いてふやかす場合、砕くことで酸化が早まるので、食べる分だけを砕くようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか?ドッグフードをふやかすにしても、メリットデメリット、正しいふやかし方というものが存在します。もし、愛犬にドッグフードをふやかす場合は、きちんとメリットとデメリットを理解した上でふやかしてあげましょう。
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